「潰れる家門を生かしてみます」は放送作家だった奈緒が事故に合い、小説の世界へ飛ばされてしまう「異世界ファンタジー系マンガ」です。
小説の話のままだと一族は潰れて自分も死んでしまう!
なんとか運命を変えようと奮闘するヒロインの物語です。
ネタバレの話になるので知りたくない人はこの先は読まないでください。
→「潰れる家門を生かしてみます」67話のネタレはこちらからチェック!
潰れる家門を生かしてみます 68話ネタバレ
テラはカイル皇子に研究を行っただけで、父親は何も知らないと主張します。
薬を作っているエリオス家の立場上、食べ物の組み合わせについて徹底した検証が必要だったのだと弁解します。
危険な薬剤を扱うのに当主の承認を受けていなかったことについては、完成した時に驚かせようと思っていたからだと説明します。
テラはトリカブトがこんな事件を起こすと知っていたら、自分が一番疑われると分かっていながら事件の治療剤を持ったジョシュを宮へ行かせる事はしないと無罪を主張します。
さらにエリオス家は中立家門だから陛下の命を奪っても自分たちに利益がないと伝えます。
そこでカイル皇子がその理由でエリオス家が犯人ではないというのかとテラに問います。
テラはエリオス家を狙って行われたように思わないかと同意を求めますが、カイル皇子はテラ自身が事件を複雑にしているのだと言います。
テラは自分ではなく、エリオス家をはめようと計画した者達が事件を複雑にしているのだと主張します。
テラはカイル皇子に弁明しながら、ジェイソンが関わってさえいなければジョシュが宮に行くことはテラにとって有利な手だったのにと悔しがっています。
カイル皇子はテラに対して何か隠しているだろうと言い、自分を納得させることが出来たらロイド伯爵に会わせてくれると言います。
テラは今までの説明で皇子が十分に説明したと思い、エリオス家は犯人でないと同じ事を言おうとして昔のカイル皇子とのやり取りを思い出します。
以前カイル皇子に3つの過ちを指摘されたことを思い出し、また自分の言葉だけでカイル皇子はエリオス家を信じてくれるだろうという過信をしてしまっていたと気づきます。
カイル皇子は、テラが自分の過信について気づいたことを理解し、テラはそれについてカイル皇子に指摘してくれたことに感謝します。
そして、父親に会いたいので、疑いを晴らすために質問をして欲しいと伝えます。
カイル皇子は突然リス伯爵領の話を始めます。
テラは、登場人物の名前を変えて今回の事件を話し出した事を理解し、自分の十八番のストーリーテリング技法を真似されたと気づきました。
以前現当主フィリップ卿は家臣のバロ男爵の企みで追放されそうになりました。
バロ男爵の疑いが濃厚だが、証拠が不十分で追及することが出来ずにいました。
しかし最終的には、フィリップ卿は爵位を受け継いで領主となれたと言いますが、フィリップ卿は一体何をしたか分かるかとカイル皇子はテラに問いました。
ハンスは、手間をかけたのに自分の作戦は失敗だろうかと考えています。
彼は、今回の作戦のために身寄りのない子供を実験にして5人を殺害していたようです。
そこへ同僚が第一書記官が夜逃げをしたという噂話をしながらやってきました。
ハンスはそれを聞きながら、その第一書記官に第3皇子のポケットマネーから200ゴールドの裏金が渡されたと推測しています。
最終報告が終わるまであと1週間位だと推測し、ハンスは庭園部の樹木管理士をどうしようかと笑みを浮かべながら考えていました。
また話が戻ってテラはカイル皇子の問題を面白いと感じていました。
リス伯爵の話は名前を変えて話していると理解していたので、フィリップ卿はカイル皇子、前領主は現皇帝、そしてバロ男爵はトゥールーズ家を意味しているとテラは理解します。
バロ男爵のはかりごとは、トゥールーズ家の企みと考えると、今回のドラゴンフルーツ事件や軍部機密漏洩、ソルボンワイン事件も全てトゥールーズ家が関わっていのだろうと考えます。
しかしその確証がないのは、トゥールーズ家が責任逃れがうまいからだと理解します。
カイル皇子はテラに問題が難しいかと問うと、テラは難しいと言うより複雑だと答えます。
カイル皇子は単純に解いてみればいいと言いながら、テラを「第三書記官」と呼びました。
それを聞いたテラは、「テラ・エリオス」という呼び方から変わったので、ある程度の疑いは解けたのだろうかと想像します。
そして、自分の答えに期待しているのだろうかと考えます。
テラは、もし自分がフィリップ卿だったならバロ男爵の手足をきるか、罠をかけると答えます。
しかし、正当性に致命的な傷をつけずに罠をかける方法が見つからず悩んでいると、カイル皇子は当主になれないのに正当性にこだわって何の意味があるのだと言い、テラはその言葉にハッとします。
カイル皇子は、正当性を守りながら戦うのは当主の座を手にした後だとテラに言いました。
潰れる家門を生かしてみます 68話 感想
ずっと第一書記官は登場していなかったと思うのですが、夜逃げをしていたのですね。
それもハンス達の企てだったのでしょうか。
ハンスは、庭園部の樹木管理士もおそらく殺そうと考えているようでした。
庭園部といえばアンドレが言っていたトリカブトを入手した部署ですね。
なぜ殺そうと考えているのでしょうか。エリオス家にさらに疑いをかけさせるためなのでしょうか。
テラは最後にフィリップ卿の件で、正当性を保ちながら対抗しないでいいのだとカイル皇子に言われた時にハッとしていました。
テラにはもうカイル皇子を納得させる答えが見つかったのでしょうか。
続きが気になります。