「潰れる家門を生かしてみます」は放送作家だった奈緒が事故に合い、小説の世界へ飛ばされてしまう「異世界ファンタジー系マンガ」です。
小説の話のままだと一族は潰れて自分も死んでしまう!
なんとか運命を変えようと奮闘するヒロインの物語です。
ネタバレの話になるので知りたくない人はこの先は読まないでください。
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潰れる家門を生かしてみます 61話ネタバレ
皇后のビビアン・アムールは兄のグラフトンを責めています。
スコーピオン組織に裏で協力している政治家がいる事が公になり、策が失敗した事を知ったビビアンが、カイル皇子がフランツ皇子の勢力を押さえつけてくることを危惧していました。
カイル皇子の名声を貶めようとして失敗したことで、ビビアンはフランツに火の粉がかからないかとやきもきしています。
グラフトンはビビアンに感情的にならないようにたしなめ、父親から教えられたようにトゥールーズ家の名誉のために自重してくれと言います。
フランツも母親をなだめますが、ビビアンには聞こえていないようで、自分の息子よりも家門の心配ばかりしている兄に怒りを覚えているようです。
グラフトンは全ての責任をハウンド・フェリフォート男爵に押し付けるつもりのようでした。
それを聞いたフランツ皇子は最側近のフェリフォートをかばおうとします。
それを見ていたヨセフ皇子は、大きな罪を犯している側近を庇っている兄を狂っていると感じています。
フランツ皇子がかばう理由はフェリフォートの娘のローラがフランツ皇子の愛妾だったからでした。
フランツ皇子は言い当てられて慌てて誤魔化します。
あからさまな誤魔化しなのに、ビビアン皇后は全然気づかず、むしろ息子を誇りに思っています。
一方嘘を見抜いている兄のグラフトンは、フェリフォートがフランツ皇子の性格について知り過ぎていて、フランツ皇子が手の上で転がされているように感じています。
男爵が備忘録を書き留めておいていたら大変なことになるので、グラフトンもフェリフォートの扱いに悩んでいます。
ビビアンはこの話を切り上げ、パーティーの準備を優先させようとします。
グラフトンがそれに異を唱えようとしますが、皇后と公爵という立場の違いを伝えて、強制的に退去させます。
グラフトンが部屋を出るとヨセフも一緒に退室し、わざと部下との会話をグラフトンに聞かせます。
ハンスとヨセフの策に引っかかったグラフトンは、ヨセフに今話していた内容を確認します。
ヨセフ皇子はここぞと話し始めます。
欠陥品を納める商団が、自分の欠陥品がバレないように他の商団の貢納品の欠陥をでっちあげる事があるのだと話します。
しかしグラフトンはあまりピンと来ていないようで、同じ方法を今回の問題に利用することを思いつきません。
そこでハンスがヨセフ皇子に伝えていたとおり、今度はグラフトンに理解しやすいように直接的に活用方法を伝えます。
悪い商団がしているように、大きな事件を起こして目をそらさせて、フェリフォート男爵の件があまり騒がれないようにすればいいと言います。
直接的な説明をしてもらったおかげでグラフトンにも理解は出来ましたが、そもそもフェリフォートの事件が大きなものなので、それよりも大きな事件を思いつきません。
そこでヨセフ皇子が伯父に知恵を与えます。
さらに、祖父が代案を考えるせいで決定を遅らせると全てが台無しになると家門会議のたびに言っていたと後押しします。
ヨセフ皇子は、使えない猟犬は始末するべきだと言います。
グラフトンは、ヨセフ皇子の冷たい目を見るのは初めてだと感じていました。
戦勝式のパーティーでは、カイル皇子はフェリフォートを監視しています。
カイル皇子は、フェリフォートが始末されるだろうと考えています。
カイル皇子は皇宮行事に参加し、まるで仲の良い家族や固いきずなで結ばれた血筋のような雰囲気を嫌がっています。
自分の母を殺せとけしかけた者が上座に座り、母の死を幇助した者が他国の使臣のおべっかに満足げに耳を傾けている。
カイル皇子は、母親を死に追いやった者たちがとても欲しがる物が自分の手に入る事を願っています。
そして、今はまだその時ではないと復讐が気取られないようにふるまいます。
カイル皇子が王に挨拶をすると、カイル皇子を非難する人、実力を称賛する人、美しさに見とれる人など色々な反応があります。
そんな中、王は貴重な果物を最も遠くから来た伯爵家と共に食すと言い、果物を切るように命じます。
30分ほどしたころ、カイル皇子が王に機密漏洩の件で報告しようとしているときに、悲鳴が上がりました。
カイル皇子が向かうと、果物を食べた貴族が倒れていました。
その姿を見たカイル皇子は患者を宮医院につれて行くように命じた後、近衛兵に入り口を封鎖させ、誰もその場を離れないよう命じました。
潰れる家門を生かしてみます 61話 感想
ヨセフ皇子の案か、ハンスの案か分かりませんが、フェリフォートがフランツ皇子をよく分かっているように、グラフトンの事もよく理解しているようでした。
ビビアンとの言い合いでグラフトンが家門をとても重んじていることが分かりましたが、それを利用して「祖父が家門会議でいつも言っていた」と家門をからめて話し、半強制的にヨセフ皇子の案を取り入れるように誘導していました。
そしてフェリフォートを始末するべきだとさらりと言っているヨセフ皇子は怖かったですね。
それにしても、ヨセフ皇子の案とはどういうものなのでしょうか。
カイル皇子の母親を死に追いやったのは、皇子の言い方からビビアン皇后のようでした。
それもそれを父親が幇助していたと暗に言っていましたが、本当なのでしょうか。
それも、カイル皇子は母親の復讐のために皇子になったようで、父親にも復讐しようとしているようでした。
「貴重な果物」と言って出された果物はドラゴンフルーツのようでしたが、それを食べた人が倒れてしまいました。あれがジェイソンが手配したもので、ヨセフ達が企んでいる事件に関連したものなのでしょうか。
カイル皇子がフェリフォートの罪を王に伝える前に事件が起きてしまいました。
カイル皇子は男爵が暗殺されるのを防ぐことが出来るのでしょうか。
続きが気になります。